これには、4つの判断基準があります。
(1)信用からの判断…
資本金は会社の信用度を測る一つに基準なっています。
取引先企業や取引きを開始したいと思っている会社の資本金を調べた経験がある人も多いのではないでしょうか。
昔、旧会社法の時代に、特に大企業などであった実際の話に、社内通達に「これ以降、有限会社とは取引きをしてはいけない」というモノがあったのです。
当時の旧会社法では資本金は、最低1,000万円が必要であったので、これ以下の会社には仕事を発注してはいけないという内容です。
それは、仕事を発注して、途中でその会社が倒産などして、発注側会社の仕事の進捗などに影響を受けるなどのことがないように基準をつくったのです。
今の新会社法では、資本金規制は撤廃され、どのような法人格でも資本金1円でも会社はつくれます。
しかし、大きな会社と直接取引口座を開く場合は、調達部や資材部などで、そのような資本金を基準にした規制があるのかどうか調べておくことをお勧めします。
中には旧来の資本金規制の名残で、資本金300万円(旧法の有限会社を想定)や1,000万円(旧法の株式会社を想定)がそのまま基準になっていることもあります。
ただし、取引相手が、ベンチャー企業や一般消費者の場合は、そこまで問題にならないはずです。 (さらに…)